今回は2017年の東京ヤクルトスワローズの新外国人選手、外国人選手枠について検討していきましょう。
基本的に外国人選手はチームに4人までしか入れることができません。また投手4人、野手4人というのは出来ず、投手3人&野手1人、投手2人&野手2人、投手1人&野手3人、どれかの形となります。これを外国人選手枠といいます。これをもとに今年のヤクルトスワローズの外国人選手を見ていきましょう。
今年ヤクルトスワローズに在籍している外国人選手は6人です。
まずは野手から。
1、ウラディミール・バレンティン
言わずと知れたヤクルトの主砲。プロ野球シーズン最多本塁打の記録を持つ今年で7年目の選手。WBCでオランダ代表として活躍し、大リーグからも注目を受けました。本人も大リーグに興味を示しており、正直ヤクルトは今年までかな、と思います。外国人選手6人の中で唯一開幕1軍が確定している、と言っても過言ではないでしょう。
2、ディーン・グリーン
今年加入の新外国人選手。身長193センチ体重115キロの当たれば飛ぶロマン砲。一塁手なので、畠山選手、鵜久森選手、荒木選手との争いになると思われます。しかし投手を重要補強ポイントとするヤクルトにおいて外国人選手枠を2枠野手に使うのは少し難しい。バレンティン選手が怪我した時の保険になってしまうのは少しもったいないような気がします。
次は投手。
3、ジョシュ・ルーキ
去年からの唯一の生き残り。今年で2年目の選手。中継ぎで秋吉選手の前を任されていました。勝ちパターンがしっかりしているチームは強い。2015年のヤクルトのロマン、オンドルセク、バーネットのような信頼できる中継ぎ陣がほしい。
4、プレストン・ギルメット
今年加入の新外国人選手。こちらも勝ちパターンの中継ぎとして期待されている選手。オープン戦でもなかなかいい成績を残しており期待は大きい。
5、ロス・オーレンドルフ
今年加入の新外国人選手。超高学歴の投手、らしい。メジャー30勝右腕。この選手は巨人、中日あたりが調査をしているという記事が出ていい投手なんだろうなぁと思っていたらまさかのヤクルトが獲得。先発として期待されている一人。
6、デビット・ブキャナン。
今年加入の新外国人選手。オープン戦でも活躍しており、先発ローテーションに入るであろう選手。
さて、ここで外国人選手枠について考えてみましょう。現在確定しているのがバレンティン選手。WBCの活躍を見ても開幕1軍は確定でしょう。そしてオーレンドルフ投手、ブキャナン投手。この両名は先発ローテーション入りを真中監督が明言しています。ここで考えてほしいのが先発ローテーション入りでも開幕一軍ではなくていいこと。日本プロ野球には1,2軍入れ替えというものがあり、シーズン中に1軍と2軍の選手を入れ替えることができます。また1軍から2軍に落ちた選手は10日間の期間をおいて、また1軍へ上がることができます。このことから予想される開幕1軍の外国人選手は
1人目、バレンティン選手。2人目、ルーキ選手。3人目、ギルメット選手。そして4人目にオーレンドルフ選手かブキャナン選手の先に投げる方。
となります。
何にしろ外国人選手枠で悩めることはうれしい誤算なのでどんどん競争してもらいたいですね。
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